更新:2019/06/13

飛騨高山ウルトラマラソン

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  • 岐阜県

岐阜県高山市で6月に開催される飛騨高山ウルトラマラソンの攻略ポイントとレポートを紹介します。

【レポート日記】
2019年大会2018年大会

2017年~2016年の記事レポートはこちら

2019年 第8回 飛騨高山ウルトラマラソンのレポート

2019年6月9日

2019年大会は、昨年の豪雨の影響で一部コース変更があります。
変更部分の臨時コースのドライブ動画はこちら。(動画は一部間違っています。)

このレースの目標

前回果たせなかった11時間切りが目標です。(少なくとも11時間30分切り)
さらにサブテンも視野に入る結果が残せるとなお良いです。

あと、今回もしっかり他のランナーさん、ボランティアさん、地元住民さんと交流しながら楽しく走りたいです。
今回は頭にGoProを付けて要所要所で撮影していきます。

具体的な練習内容

先日の掛川新茶マラソンで、坂道の弱さを改め実感しました…。
しっかり、峠走を週2~3回のペースで行いたいです。
せっかくなのでタイムを計測して、峠走タイムトライアルを楽しみたいです。

4月末に後半の50Kをみんなで走る試走会を行いました。
また5月末には黒部名水マラソンは灼熱の過酷なレースになりましたが、ウルトラペースのキロ530で走り切れて良い練習になりました。
今回も高山ウルトラもキロ530をいかに効率よく走るかを集中して走りたい。
無駄なくコンパクトにピッチを細かく速めに。

前日当日の食事・体調など

しっかり休養も取れて、体調はとても良いです。
食事は、少し体重が落ちていたので、三日間くらいはご飯を多めに食べました。
前日はいつも通りスポドリと経口補水でウォーターローディング。
当日の朝食は、朝2時くらいから即席ラーメンとご飯。

レース中に携帯したもの

・パワージェル8個
・経口補水パウダー3個
・塩タブレット5個
※結果的にはパワージェルと経口補水は1個余りました。塩タブレットは摂取しませんでした。

服装など

Tシャツ(位山トレイル)
ランパン(アディダス)
シューズ(NIKEズームフライ)
ノースフェイスの6Lバック
帽子(日よけ付き)
サングラス
※GoPro(前半だけ装着撮影します)
※ひんやりタオル(太陽が出たら)

この日の天候

最低気温15度、最高気温21度。これだけを見ると過ごしやすそうですが、実際には、途中で雨が降り、標高の高い高山スキー場では寒かったです。逆に、昼過ぎには晴れて、遮るものがない後半コースは暑くしんどかったです…。

スタート前

2時に起床。緊張していて、目覚ましが鳴る前に目が覚めました。
1歳の息子が目を覚ましてしまったので、奥さんと3人で会場まで送ってもらいました(^_^;)
会場でスープをいただいて、荷物を預けて、トイレに行って準備完了。
※トイレは、近くにある陸上競技場のトイレが空いていて便利ですよ。

レースの方は

4:45第一ウェーブで号砲スタート。

スタート地点

はじめは多少混雑しますが、予定通りキロ5:30ペースで走ります。
古い町並み、朝早くから多くの地元住民さんが応援してくれます!
町を抜けると、自然豊かな景色が広がっていきます。
自然豊かな風景

そして、今回の臨時コースの長いトンネルへ。
薄暗く道が狭いこともあり、ここは少しペースが落ちてしまいました。

ここから道の駅あさひ(21K)までは比較的フラットな道なので、たんたんと同じペースで進みます。

カクレハキャンプ場(39K)までの道は多少の坂道ですが、これは準備運動。
そこから高山スキー場に向かう激坂に挑みます。

腕を強めに振って競歩のような歩きと、走りを混ぜながら進みます。
霧がかかってきて、少し幻想的な景色に。。
さらに雨が降ってきて、標高が高いこともあり、すこし寒い。。
スキー場の大エイド(39K)も、長居せず早めに再スタート。
高山スキー場

今度は、「激下り坂」。
ここは峠走練習の効果もあってキロ4ペースで、快走できました。

ここから丹生川に向かう裏ボス峠も競歩を交えながら突破。
丹生川支所の大エイド(57K)では、しっかり飛騨牛をいただきました。(少し硬い(^_^;))

再出発し、千光寺(61K)に向かいます。
やはり千光寺の激坂はキロ15分くらいまで落ちてしまいました。。

千光寺からの「激下り坂」も快走。
そのまま丹生川から国府に向かう自然豊かな道を進みます。
大エイドB&G海洋センター(74K)まではキロ6分以内で粘りましたが、そこから先は暑さもあって、キロ6分後半から7分までに落ちてきました。。

そしてそのまま通称「ラスボス坂」(89K~92K)へ。
たった4Kのそこまで厳しくはない坂なのですが、90K走って疲労した体には堪えます…。
ただ、ここも腕を振って力強い歩きを意識してキロ10分以内には抑えられました。

ここから残り8Kは下り基調。
最後の力を振り絞ってキロ6ペースで走ります。

最後の方で、71Kコースの人たちと合流するのですが、100Kコースの人はここからスパートかけるので、71Kコースの人たちは驚いていましたね(^_^;)。

会場のビッグアリーナに向かう最後の坂を登り切って、感動のゴール!
ゴール付近

結果

タイムは11時間24分57秒でした!
なんとか2次目標である11時間半切りは達成できました。
自己記録も30分ほど短縮できてよかったです!

ラップタイム

ラップタイム

総括・良かった点など

・熱中症対策
この日はほとんど曇りで天候に恵まれましたが、後半は日が差す時間帯もありました。
そんなとき役立った新アイテムが「ひんやりタオル」。
これを頭にしばって、被り水を浴びます。そしてその上から帽子を被ります。
しばらくは冷却され、紫外線も防ぐことができ、効率的に熱中症対策ができたと思います。

・脱水症状対策
とにかくこまめな水分補給と、計画的なナトリウム補給。
特に後半は常備した小さいペットボトルで2Kごとに水分補給します。
さらに10Kごとにパワージェルもしくは経口補水パウダーを摂取。
頭がボーっとしてきたところで、パワージェルを摂取すると甘さでスッキリします。
(甘すぎて虫歯にならないか不安ですが…)

・シューズ
厚底のNIKEズームフライで走りました。
厳しい下り坂も、問題なくキロ4ペースで走れました。
前の方で足をさばく省エネ走法にも向いていたと思います。

・激坂対策
前述した通り、腕を強く降って競歩のようなスタイルで登るのを織り交ぜました。
このときに、首や腕を回してストレッチもするとよりスムーズでした。
あと、しっかりリラックスすることも重要。

・しっかりとした休養
いつもは、三日前でも多少走っていましたが、今回は思い切って三日間完全ノーランで調整しました。
さらに睡眠もお昼寝も含め多めに取りました。
おかげで、疲労は無く、精神的にも「早く走りたい!」という気持ちになれてよかったです。
フルマラソンでも三日間完全ノーラン調整はありかも。

今後の課題

サブテンを達成する前にまずは11時間切り。
そのために、
・激坂をもう少し速く
・75~88Kのフラット道で失速しない

思い切って春シーズンの勝負レースは「高山ウルトラマラソン」一本に絞ろうかと思っています。
もちろん練習の一環としてフルマラソンも参加すると思いますが。
定期的な30K走。50K以上の超ロング走も、距離慣れの意味も含めて行うとウルトラに強くなれそう。

トランスジャパンアルプスレースの覇者 垣内さんと10K地点くらいからたまたま並走していたのですが、坂道であっさり引き離されました。やっぱり坂道に強い!「高山ウルトラマラソン」に強くなるために、トレラン・山登りもやっていきたい!

動画

各部門の優勝者

・71km男子 5時間13分25秒 宮地健太さん
・71km女子 6時間 6分26秒 加納佐知子さん
・100km男子 7時間27分29秒 間宮秀幸さん
・100km女子 9時間01分28秒 岡田奈巳 さん

石川さんの中村さんの連覇が途絶える波乱の結果でした。

完走率は100km男子で77%です。

ランネットのクチコミ


2018年 第7回 飛騨高山ウルトラマラソンのレポート

2018年6月12日

前日当日の食事・体調など

前走の「黒部名水マラソン」から中2週でのレースです。
黒部でのダメージは少なかったこともあり、体調はほぼ万全で迎えることができました。

練習は一か月前に地元のラン友さんと前半の約50Kを走る試走会を行いました。
試走会
練習会の様子

それ以外は、フルマラソン向けのスピード練習・峠走を中心に行いました。

前日はゆっくり休息したいところですが、家庭があるのでそうはいきません。
午前中は、娘のローラースキーの送迎・見守りをして、午後から受付会場の飛騨高山ビッグアリーナに娘と一緒に向かいました。

相変わらず、会場周辺の駐車場は混雑しています…。
飛騨高山ビッグアリーナ
会場の飛騨高山ビッグアリーナ。前日は晴天。

会場に到着後は、Twitterのラン友達さんの集合イベントに参加。
その他にも数名のラン友達さんとお会いして一緒に写真を撮ったりして、うれしかったです。気持ち的にも盛り上がってきます!

あと幸運にも一部の人だけにもらえる「ラッキーさるぼぼ」をゲット!
ゼッケンとさるぼぼ
ゼッケンとさるぼぼ

恒例の地元小学生のメッセージカードもうれしいですね!(もちろんうちの娘も書いています)
応援メッセージ
参加賞はノースフェイスのオリジナルTシャツです。

2時半起床予定なので、8時には床につきました。
しかし、興奮して2時には起きました(笑)

即席ラーメン、鮭ご飯、カボチャサラダを食べて出発。
地元の大会ですが、この早い時間帯に会場に向かう手段がないので、自転車で一旦高山駅に向かいます。
駅に着くと既に宿泊していたランナーさんがいっぱい。
無料のシャトルバスで会場に向かいます。

レース中に携帯したもの

  • 10K:塩タブ
  • 20K:塩タブ
  • 30K:経口補水
  • 40K:塩タブ
  • 50K:パワージェル
  • 60K:経口補水
  • 70K:パワージェル
  • 80K:パワージェル
  • 90K:塩タブ

※90Kの塩タブは体が拒否して摂取できませんでした…。
※エイドのスポーツドリンクはほぼ全て摂取しました。

この日の天候

最低気温16度。最高気温は25.1度。平均風速1.7m。
当初の天気予報は雨でしたが、ほとんど降りませんでした。
それどころか、午前中は日が差していたほどです。
曇り空でしたが、気温は高めで、脱水症状の人も多くいたようです。
エイドで倒れこんでいる人、何人か見かけました…。

このレースの目標

11時間切りが目標です。
あと、後半で失速せすに、最後のラスボス坂も走って倒す!

スタート前

会場入りしてからいつものスポーツゼリー(アミノバイタル)を1つ摂取しました。
会場にはドリンクやチョコなどの軽食もあります。

あとトレイはやっぱり激混みなので、事前に済ませましょう。
もしくは、スタートして初めの5Kくらいに、公園・図書館などの公衆トイレがいくつかあるので、そこで済ましても良いと思います。

レースの方は(前半)

整列4:30、スタートは4:45です。
スタート直前
高山市長さん、大会プロデューサーの坂本さんからの挨拶のあと号砲、スタート!

軽い下り坂を進むと、商店街に入っていきます。
朝早くから多くの地元住民さんが応援してくれます!
大きな旗を振って応援してくれている人もいました。
商店街

少し道は狭いですが、高山の見どころ「古い町並み」も通過します。

毎年恒例の民家2階屋根からの声援もありがたいですね!
2階からの応援

その後、しばらくは住宅街を走りますが、次第に自然の多い地域へと移動していきます。
江名子
江名子 近くのエイド

1つ目の大エイド「道の駅あさひ」。美味しいお蕎麦をいただきます。
道の駅あさひ

しばらくすすむと、これまた毎年恒例になってきた高山の名産品を被りながらの女性陣の応援! 元気が出ます!
女性陣の応援

カクレハ高原キャンプ場の「高根こん太」は相変わらずの人気…。
タカネコーン
そしてここからは、高山スキー場に向かう激坂。
試走会で走っていることもあり、ここは歩かず、登り切れました。

スキー場の大エイドで一服。
高山スキー場
そして今度は激下り坂。
やっぱり、下り坂は難しい。。
足への大ダメージ覚悟で疾走した方がいいのかな…?
傾斜のきつい所は今回は無難に下りました。

下り坂が終わったら、今度は丹生川へ向かう、坂道がまた始まります。
ここも地味につらいエリアです…。

ここにある私設エイドは本当にありがたい!
「コーラってこんなに美味しかったけ?」と絶賛しているランナーさんもいました。

ここらへんは畑で日陰がほぼないのですが、 そこにとても大きなうちわで扇いでくれるおじさんが登場!
本当に心に響くし、涼しかったです!

レースの方は(後半)

少し長めの丹生川トンネルを抜けたら、大エイド「丹生川支所」です。
お待ちかねの「飛騨牛」!
2種類あったので、しっかり食べました!(やっぱりレース中には脂っこいけどね!(泣))
丹生川支所の飛騨牛

少し暑さでばてていましたが、ラン友達さんの激励をうけて、千光寺へと向かいます。
天気予報では正午位に雨予報だったのですが、ほぼ晴れてるし…。

千光寺の入口で100Kコースと71Kコースで分岐します。
もう本当に千光寺に入った瞬間歩きますね(苦笑)
いきなり激坂です。。
千光寺の激坂

でも、歩きでも速い人は速い!
ヘロヘロ歩くとキロ14分くらいかかってしまうけど、グングン歩くとキロ10分以内に収まるので、力強く歩く練習もしないといけませんね。

最後の千光寺の石階段もフラフラになりながら登ります。
カメラマンに愛想を見せる余裕もありません…。

今度は下ります。どんどん足へのダメージは蓄積されていきます…。
そして大エイド「国府B&D海洋センター」に着。
ここは応援が熱いのでうれしいです。
ここで「飛騨とらふぐの唐揚げ」もいただきました。

国府町エリアは平坦な道ですが、気温が高くなる時間帯なので地味にシンドイ。。
線路と並行して走るので、特急電車ワイドビューを並走することも。

ひたすらキロ6分ペースで走って、71Kコースとの分岐点。
100Kコースの人は、これから強敵「ラスボス坂」を倒しに向かいます…。

この「ラスボス坂」たった2,3Kしかないのに、本当に手強い…。
今年は走って倒そうと思っていましたが、無理でした。。
驚いたのが、前半のスキー場で追い抜かした年配のおじさん(おじいさん?)に、ここで抜かされたこと!
しかも、コツコツながらこの坂を走ってる!
本当にウルトラマラソンは奥深いですね!!

しかし、登り切れば残り10Kは緩やかな下り。
昨年は足の指を痛めて、苦行の10Kでしたが、今年は違う!
足はまだ生きてる!
ひたすらキロ6分ペースで走ります。

当初の目標11時間切りは無理でしたが、12時間切りはこのペースを守れば達成できる!
そう思うと、より一層頑張る力になりました。

相変わらず「残り〇キロ」の看板が遠く感じます。
こんなに1Kって長いんだ…。いつもの練習ならあっという間の距離なのに。。
なんてことを思いながら、ひた走ります。

早く歩きたい、早く止まりたい、信号よ赤になれ!
と、ネガティブな思考が飛び交います。

それを振り切り最後の1Kはキロ6分ペースを切る勢いで、振り絞ってゴール!

結果

タイムはネットで11:56:48でした!
何とか自己ベストを30分ほど更新できました。
ゴール後はメダル、記録証がもらえます。
あと、國島市長の熱い抱擁も!!
メダルと記録証

ゴール後の給水は、階段を登らないといけないのは、最後の試練ですね(苦笑)
例年通りですが、30分くらいは休息しないと着替えに行けないほど消耗していました。
家に帰ってからも、晩御飯はあまりのどを通らないし、祝杯のビールも1缶のみ干せず…。
相当、内臓も疲労したようです。

ラップタイム
ラップタイム

各部門の優勝者

・71km男子 4時間41分38秒 坂本智史さん
・71km女子 6時間 6分56秒 松下直子さん
・100km男子 7時間33分58秒 石川佳彦さん
・100km女子 8時間41分30秒 中村麻季子さん

石川さんは2連覇。中村さんは何と5連覇です。

完走率は100km男子で74.2%です。

反省点

序盤のペースが遅すぎた

序盤はゆっくり入る計画ではあったのですが、遅すぎましたね。。
勢いをつけるためにも、もう少し突っ込んで良かった。

エイドでドリンクの飲み貯めはしない

お腹がたっぷんたっぷんになって、走り始めがスピードが出なかった。
細目に所有しているドリンクを摂取して、飲み貯めは避けよう。

良かった点

しっかり暑さ対策できた

経口補水パウダー、パワージェルで計画的にナトリウム補給できました。
個人的には公式エイドだけでは補給は厳しいと思います。

着地が上手くできた

今回もレース後の足(指)のダメージはほとんどありませんでした。

後半もペースを保って粘れた

理想とするフォームで、最後までペースを保てました。
やっぱり同じくらいのペースの人の後ろにつくと楽ですね。

ポジティブシンキング

「まだまだやれる!」、「足は元気に生きてる!」、「最後まで走り切れる!」
といったポジティブ思考は本当に重要。距離の長いウルトラマラソンでは特に重要なのではないでしょうか。
あと、走ってる途中に竹原ピストルの「オーバー・ザ・オーバー」が頭の中でリフレインしてました。「歌」ってパワーになりますよね。

最後に

農家のおばあちゃんに「がんばってーな、もう少しだで」と頭を下げられたら、もう走りながら涙腺倒壊。。
本当にありがたい。ありがたい大会です。
あと、やっぱりウルトラマラソンの最大の魅力はいろんな人たちとの交流かもしれませんね!
完走後、数日間は「もう来年は出ない」って思うのですが、きっと半年後にはエントリーしていることでしょう。

ランネットのクチコミ


以下、飛騨高山ウルトラマラソンコース詳細・攻略です。

マラソンのノウハウ動画です↓。ウルトラマラソンも基本的な練習・フォームは同じなので、良ければ参考に見てください。
【「サブ4、サブ3」達成のためのノウハウ動画】

飛騨高山ウルトラマラソンとは


2012年から開催されている飛騨高山のウルトラマラソン大会です。
特徴は

  • 激坂盛りだくさんの過酷なコース(しかし自然豊かな所を走るので心癒されます!)
  • 充実のおもてなし(温かい地元住民の応援にエイドでは飛騨牛も食べられます!)

コースは第4回から変更になっています。
それまでは、高山市役所スタートで、国府町がゴールでした。
今は、飛騨高山ビッグアリーナがスタートゴールになっています。

優勝タイムは年々更新されており、特に第6回(2017年)優勝の石川さんはこの後、24時間走の世界大会でも優勝しています!

ちなみに、高山ウルトラマラソンが開催される数十年前にも100Kを超えるウルトラマラソンが実はこの飛騨高山で開催されていました。
この大会の凄いところは、一人につき数人のサポートがずっとつくところ。おもてなしの精神はこの大会から受け継がれているのかもしれませんね。

エントリー

参加資格は18歳以上のフルマラソン完走経験者です。
完走するにはだいたい100Kならサブ4.5、71Kならサブ5の走力が最低でも必要です。

エントリー期間は例年11月下旬から3月いっぱいまで。
12月中にエントリーすると「さるぼぼストラップ」が受付時にもらえます。
締め切りまでに定員に達することはほぼありません。

宿泊・交通手段

車の場合は、東海地方からは東海北陸道で名古屋から約2時間半。
関東からは松本経由で約4時間半。(松本から高山への道は古いトンネルも多く道が狭いので運転には注意が必要です。)

電車の場合は特急ワイドビューひだで名古屋から約2時間半です。


途中からは、山の中を電車が走るので、とても景色もきれいです。
ちなみに山の中を走るので、ワイドビューはディーゼル車でガソリンで走ります。
また単線なので、ところどころで電車のすれ違いで停車します。

もちろん、高速バスでも行けます。これが費用的には一番安いです。

宿泊は、高山駅周辺の安めのホテルは開催1年前から満室になります…。
選択肢としては、
離れた場所にあるホテル・民宿か、
近くで値段の高い大きいホテルにするか
でしょうか。

大きいホテルは客室が多いので確実に泊まれますが、この日だけは2万円近いプランしか選べません…。具体的には、

  • ひだホテルプラザ
  • 高山グリーンホテル
  • ホテルアソシア高山リゾート
などです。

離れた場所にあるホテルだと、 奥飛騨、一之宮町、清見などです。
比較的安価に泊まれて、当日は会場まで送迎してくれるところもあります。

また相部屋になりますが、ゲストハウスも近場で空いていることがあります。

どうしても困ったときは、下記、高山ホテル協同組合に電話もしくはメールで問い合わせてみましょう。空きのあるホテルを紹介してくれます。

前日受付

スタートが早い時間ということもあり、前日受付です。
必ず本人で代理受付はできません。

11時~17時までが受付時間で、会場はスタート地点と同じ飛騨ビッグアリーナです。
会場周辺の駐車場は数が少ないので、車で向かう場合は、早い時間帯の方が良いでしょう。
高山駅からは無料シャトルバスが出ています。

その間に2回競技説明会があります。(内容は2回とも同じです)
ためになる情報もあるので、初めての方は参加をおすすめします。

参加証はオリジナルTシャツ。2017年からTHE NORTH FACE製なので、クオリティーは高いです!また地元の小学生直筆の応援メッセージも同封されています。励みになりますよ!

観光

前日は、極力動かず体力温存に徹した方が良いでしょう。
速くゴールした人は当日、もしくはゴール翌日に観光を楽しみましょう!
近場なら、飛騨の里、古い町並み、朝市がおすすめです。

飛騨の里の写真
グルメは飛騨牛、そば屋、高山ラーメンがおすすめです。

当日の朝の流れ

車で行く人は、会場から少し離れた所に1か所駐車場が設けられるので、そこから無料シャトルバスで会場に向かいます。
高山駅からももちろん無料シャトルバスがでます。

100Kのスタートはウェーブスタートで、自己申告した記録で二手に分かれます。
100Kの第1ウェーブが4:45、第2ウェーブが5:00、
71Kが5:15にスタートします。

コース紹介(10Kごとの攻略・豆知識)

スタート~10K

スタート直後は下り坂が少し続きます。
でも100Kの道のりは長いから、ここでいきなり加速する意味は無いです。
しばらくの間は、道路規制がされているので、信号で止まる必要はありません。(後半は信号で止まることも少しあります)
そして商店街に入っていきます。本当に朝早くから地元の人が応援してくれるのでうれしいですね!宮川の朝市をやっているところを通過して、3.5Kくらいから高山の観光スポット「古い町並み」に入っていきます。ここは道が狭いのと、記念撮影しているランナーさんもいるので、ぶつからないように注意が必要です。

すごく個人的な話になりますが、古い町並みの最後には、僕の結婚式会場だった「料亭 洲さき」を通過します。
すこし入り組んだ坂道を越えて進んでいくと、第一給水所「高山信用金庫」5.9K地点に着きます。
そして段々と田んぼなど自然の多い街並みを進んでいきます。

10K~20K

10.5K地点に第二給水「塩屋公民館」。どんどん民家は少なくなり山の中に入っていきます。
そして「美女高原」に向かう途中に一つ目の激坂が待っています!
まあ、まだ一つ目なのでみんな元気に登っていきます。
ここ「美女高原」はキャンプ場の他、池で釣り堀も楽しめます。
4月に咲く水芭蕉など、お散歩するだけでも癒されるスポットです。

「美女」の由来は、公式サイトより以下抜粋します。
昔、この峠、池の湖畔には、八百歳を過ぎてもなお若々しい比丘尼が住んでいて、目も覚めんばかりの絶世の美女であったため『美女峠』『美女ヶ池』と言われるようになったという伝説が残されています。
美女高原 公式サイト
そして、16.7K地点の第三給水もあります。
ここで支給される久々野名物のリンゴジュースがとても美味しいです!

20K~30K

21.8K地点第四給水「道の駅あさひ」。ここのエイドは食べ物なども充実しています。

ここの名物「よもぎうどん」はツルツルしてて食べやすくて美味しい!
25.2Kには第五給水「上青屋公民館」もあります。
ゆるやかな坂道をたんたんと登っていくと29.5K第六給水「カクレハキャンプ場」。ここでも名物「火畑そば」が支給されます。
ちなみにここより少し先の地域、高根町のゆるキャラ「高根こん太」がいます。なぜかみんなに人気で一緒に写真とかよく撮っています。タカネコーンは1株に1本しかとらない貴重なトウモロコシですごく甘くて美味しいですよ。夏になったらネット販売もされますのでよかったらどうぞ!

30K~40K

そして、「カクレハキャンプ場」を越えた直後から高山スキー場に向けて、本格的な激坂(登山)が始まります!
33K第七給水「駄吉林道」。
「もう終わりか、もう終わりか」と願っても永遠と続く坂に、多くのランナーが絶句します。ここからスキー場までは10Kもないのですが、本当に果てしなく感じます。
一旦、登山が終わり、下り坂が少しだけ続きます。あまり調子に乗ってスピード出してしまうと、すぐに来る激坂にやられてしまうので、ほどほどに自重しましょう。
そしてふたたびスキー場に向けての坂がはじまります。途中でみることができる標高1300超えからの絶景は最高ですよ!

そして、39.2K第八給水「飛騨高山スキー場」。
ここも食べ物が豊富な大きなエイドです。「甘酒、飛騨みそ汁」などが支給されます。

また40K手前ではコース最高地点1,345mに達します。

40K~50K


そして、今度は一転一気に下り坂です。
激坂の反対で、激下り坂です!
本当にここは、クッション性のあるシューズじゃないと足を痛めますね。
スピードを一気に加速したいところですが、後半に備えて、極力足に負担のかからない走り方、着地の仕方を心がけると良いでしょう。本当に下り坂も技術・テクニックが必要だと実感します。
キロ4分切りペースも可能なエリアですが、まだまだ半分も行っていないのですから、キロ4分後半くらいに自重した方が無難かもしれません。

44.8K第九給水「県道空き」に続き、49.5K第十給水「岩滝公民館」があります。ここは桜ゴーフレット、桜クッキーが食べられます。
その先の岩滝トンネルを抜けるとそこは、やっと半分50K地点!

50K~60K

大エイド「丹生川支所」を目指して、ひた走ります。
途中52.4Kに第十一給水「農道空き地」。
そして少し長いトンネル「丹生川トンネル」を抜けると、「丹生川支所」はすぐそこ!

158号線の車の通りが多い道を突き進むと57.2K第十二給水「丹生川支所」到着!
ここに、お待ちかねの「飛騨牛」の焼肉が食べられます!
他にもやきそば、トマトシャーベットなど給食が一番充実しています。
「もうずっとここにいたい!」と思ってしまいますが、気を取り直して「千光寺」に向かいます…!

60K~70K

60K地点の少し先に、100kmコース、71kmコースの分岐点があります。
100kmコースの人は、ここからこの大会最大の激坂に挑みます!
本当にここの激坂は凄まじいです。歩くスピードまで落としても、まだシンドイ!

頑張って登り切るとそこには「極楽門」。三味線の演奏がありがたい!
ちなみにこの極楽門の横には「地獄極楽絵図」という地獄の絵図があります。
門をくぐったら、名物の石階段登り。。。これもシンドイんです!
千光寺のホームページはこちら
千光寺には円空の木彫り作品の展示や、秋にはトレイル大会も開催されます。

61.9K第十四給水「千光寺」を通過したら、また下り坂です!
山を一気に下ったら、65.8K第十五給水「下柏林道終点」で一息。
そのまま進むと、山と田んぼに囲まれた大自然を満喫できる道のりです。
そして、国府町に移り、69.2K第十六給水「宮地公民館」です。

70K~80K

荒城川沿いに自然豊かな道を突き進みます。
しかし、この辺を通過する時間帯から、気温がますます上がり、日を遮るものは無い…。
コースはフラットなのですが、かなりしんどい時間帯です…。
頑張って進むと74.1K第十七給水「国府B&D海洋センター」到着!
地元の中学生などが、温かく出迎えてくれます!
ここのエイドも大きく、梨打ち汁(豚汁)、水ようかん、イノシシ茶漬けなど充実しています!
ここも、また「もうずっとここにいたい!」と思ってしまいますが、気を取り直して再スタート…。

今度は宮川沿いの住宅街を進みます。気温上昇も進んで、ここらあたりもシンドイところ!
JR高山線も並走しているので、たまにワイドビューともすれ違い。

77.9K第十八給水「村山公民館」。
再び宮川沿いをひた走ります。

80K~90K

しばらく走ると71Kコースのルートと合流します。
そして82.8K第二十給水「グリーン薬局」。(第十九給水は71K専用です)
住宅街を少し進むと再び71Kコースとは分岐。
71Kコースの人はそのままビッグアリーナのゴールに向かいます。(うらやましい…。)

しばらく進むと、住宅街は抜け、また自然が多めの道を進みます。
87.4第二十一給水「八日町新鮮野菜販売所」。この後登場する通称「ラスボス坂」に備えます。。。
じわじわと続く坂道。

高速道路の下をくぐると、どんどん傾斜はきつくなっていきます。
たった数キロのこの最後の坂道が本当に多くのランナーを苦しめます。
まさに「ラスボス坂」。しっかりこのラスボスを倒しましょう!

90K~100K


ラスボスを倒したら、残り10Kはゆるやかな下り坂です!
ヘロヘロにばてているかもしれませんが、ウィニングランをしっかり楽しみましょう!

91K第二十二給水「メガソーラーパーク付近空き地」。
再び高速道路の下をくぐったら、清見の町に入っていきます。

道の駅ななもり清見を通過したら、93.3K第二十三給水「公文書館」。
ここは「猪汁、わらび餅、清見サイダー」などが味わえます。

のこり5K足らずなのに、この道のりが凄く長く感じるのです…。
いつもの練習ならあっという間なのに…。
96K第二十四給水「八日町空き地」。最後のエイドです。しっかり最後の給水を味わいましょう。
ひたすら進み、飛騨ビッグアリーナに向かって突き進みます。
ビッグアリーナ直前にちょっとした坂道がありますが、散々激坂を登ってきたのだから、こんな坂はもう何も感じないでしょう…。


そして、感動のフィニッシュ!
名前をアナウンスされて、みんなに拍手されて、感動のゴール!
高山市長さんも出迎えて、声をかけてくれます。本当にうれしいね!
完走メダル・完走証を受け取ります。

家に帰るまでがマラソンです

手荷物を預けている人は、ビッグアリーナの中で受け取って、軽く着替えます。前日の受付会場が更衣室になっています。
かなり疲労しているので、着替えるのも一苦労…。
駐車場、高山駅までの無料シャトルバスも常時運行しています。
胃もかなり疲れているので、消化の良いものを摂って、この日は早めに休みましょう。

ウルトラマラソン攻略&注意ポイント

しっかりペースを守る

だいたいサブ4の人でキロ6:00~6:30
サブ3.5の人でキロ5:30~6:00ペース
くらいでしょうか。
ただ高山をはじめ大概のウルトラマラソンは高低差が激しいです。
登りと下りも考慮して常に自分主導でペースメイクしていきましょう。

前半の涼しいうちに頑張る。後半の暑い時は熱中症対策。

ウルトラマラソンのスタート時間は早いので、午前中は涼しく心地よく走れると思います。
しかし、体力も減ってくる後半の午後に気温はぐんぐん上がってきます。
熱中症になってからでは手遅れなので、気温が上がる前に、経口補水などで、ナトリウム補給をしっかりしましょう。
※塩、梅干しも支給されていますが、濃度が濃すぎるので、摂りすぎると胃がやられてしまいます。経口補水・スポーツドリンクで摂るのがおすすめです。

シューズはクッション性のあるものを

高低差が激しいコースなら尚更ですが、100Kも地面に着地するわけですから、ある程度クッション性のあるシューズをおすすめします。
薄いソールのシューズでは前半はよくても、後半で痛いしっぺ返しがくるでしょう…。

上り坂のコツ

遠く、坂道の先を見てしまうと、気持ち的に萎えてしまうので、足元の少し先に視線をおくとよいです。「右左右左」とリズムよく最短で足を前に出すイメージ。ハムストリングを意識して走るとより強く効率化できます。

上りも下りも、平坦も、全て同じペースを刻むのが理想ですが、ウルトラマラソンは起伏が激しいコースが多いのが現実です。
同じペースは難しいです。
しかし、同じ心拍数(同じしんどさ)を刻んでいきましょう。
上り坂も、ずっと同じ傾斜ということは無いです。傾斜3~8度くらいで細かく変化していることが多いです。
その傾斜に合わせて、常に同じ心拍数で走ることが、結果的に効率が良い走り方につながります。

下り坂のコツ

いかに足へのダメージを軽減するかがポイント。
なりゆきで走れば、確かに楽にスピードは出ますが、それでは足に大ダメージを与えて後半に響いてきます。
なりゆきで下るのではなく、しっかりと「自分の意志、ペース、フォーム」で走るべきです。

体がのけぞるフォームでは、ブレーキがかかって、足への負担も多くかかります。
傾斜が高い下り坂では恐怖も感じますが、前傾がここでも理想。
体全体はリラックスさせます。
そして、とにかく細かく速いピッチで回します。
母指球で着地し、ひざを柔軟に使い衝撃を最小限になるようにします。

上り下り平坦、すべて足を前方にしっかりと出しましょう。
下りでは、若干ストライドは大きくとった方が、スムーズにスピードに乗れます。

上りより、下りの方が、技術、テクニックが必要です。
可能であれば、レース前にも下りの練習をしておくとよいでしょう。

フォーム

細かいピッチを心がけ、省エネ走法で走ります。
疲れが溜まってくる後半はどうしても、フォームが崩れ気味ですが、リラックスして粘りましょう。

Reliveのコース動画

飛騨高山ウルトラマラソン公式サイト

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