更新:2019/06/11

飛騨高山ウルトラマラソン2016~2017

  • ウルトラ
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【レポート日記】
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※最新の飛騨高山ウルトラマラソンの記事レポートはこちら

2017年 第6回 飛騨高山ウルトラマラソンのレポート

2017年6月12日

今年も昨年に続き、飛騨高山ウルトラマラソン100Kコースに参加してきました。コースの感想や攻略をレポートします!
ちなみにこの年の4月に高山にお引越ししてきたので、地元でのレースになりました。

レースの方は(0~50K)

タイム目標は11時間15分くらい、願わくは11時間切りです。
昨年同様、10Kごとのタイム予定表も作成済みです。
ペース表

2:30ころ起きて、炭水化物中心の食事を摂って、自宅を出発しました。
手荷物を会場に預けて、4:45のスタートに備えます。

そして、開会式のあと、一斉にスタート!
はじめの数キロは多少混雑しますが、すぐに緩和されます。
ただ名所「古い町並み」は道が狭いので、ここらへんは、風情を楽しみましょう。
はじめの10Kのラップは0:58:43。ほぼ予定通りの滑り出し。

古い町並み
古い町並み callsports.jp

しばらくすると自然豊かな風景になります。
そして一つ目の坂、「美女高原」を登ります。
このへんはまだまだ序の口、元気に登って下ります。
20Kのラップタイムは1:00:04。

一つ目の大エイド「道の駅ひだ朝日村」にたどり着きます。
ここは名産品のよもぎソバがとても美味しかったです。
そこから先は「飛騨高山スキー場」への入口、わずかな坂道が続きます。
30Kのラップタイムは1:04:20。

30K過ぎから傾斜がどんどん厳しくなっていきます。
しかし、坂道練習のかいあって、ほとんど歩かずにクリアできました。
40Kのラップタイムは1:15:12。当初の予定より15分近くのタイム貯金が出来ました。
そして二つ目の大エイド「飛騨高山スキー場」の頂上です。ここも食事が充実しています。

そして、ここからは一気に下り坂です。
例年ならここでスピードを上げるのですが、シューズ選びをミスりました…。
ソールの薄いシューズなので、足への衝撃ダメージがすさまじい…。
「早く下り坂終わってくれ…」と思う始末です。
それでも50Kのラップタイムは0:58:10。

レースの方は(51~80K)

ここからは丹生川町の自然の中を走っていきます。地元住民の声援もとても温かくてうれしいです。
大きなトンネルを抜けると、三つ目の大エイド、「丹生川支所」は目の前。
このエイドが一番食べ物も充実しています。やきそば、トマトシャーベットにそして飛騨牛!
美味しくいただきました。
60Kのラップタイムは1:14:27。予定より少し遅れ始めました…。

60K地点 丹生川の自然の中を走ります。
60K地点 丹生川の自然の中を走ります。 callsports.jp

そして第二の激坂「千光寺」へと向かっていきます。
それまで走っていたランナーもほぼ全員この坂で歩き始めます。
僕もこの千光寺の坂は3回目ですが、改めて唖然としました。
石段もヘロヘロになりながらも登り切ってひと段落。

千光寺の石段
(c)allsports.jp

ふたたび、下り坂です。ここまスキー場の下り坂よりかは傾斜がゆるく、さほど負担もなくおりられました。
70Kのラップタイムは1:26:14。 ここまでは予定タイムと大差ないですが、ここからが地獄の始まりでした。。。

ここから20K近くはほぼ平坦な道のりです。
しかし、「暑さ」と下り坂で受けた「右足のダメージ」で思うように走れなくなってきました。
80Kのラップタイム1:24:31。予定ではキロ6分でしたので、大幅に遅れ始めました。
四つ目の大エイド「国府B&G海洋センター」。ここも「イノシシ茶漬け」など食べ物が充実していますが、体が受け付けない状態でした…。

レースの方は(81~100K)

80K過ぎも国府町の住宅街をひたすら突き進みます。
平坦な道ですが、暑さと単調な道に、意識もうろうとしてきます。
暑くて、足も痛くて、とてもつらいので、ひたすら無心で走りました。
スピードもキロ7K以下まで落ちています。
無心だったので、ここらあたりの記憶はあまりない状態です(^_^;)
ただ、地元の人たちの私設エイドには何度か助けられました。
とてもありがたいですね!

そして、通称「ラスボス」といわれる最後の激坂を登ります。
このラスボス第3形態まであります(笑)
80K以上走ってきた体にこの坂を走り切る力は残っていません。
ここもほとんどの人が歩いています。辛抱強くひたすらラスボスの攻撃を耐え忍ぶのです。
そして何とか「ラスボス」クリア!

90Kのラップタイム1:37:06。

90K 道の駅ななもり手前
90K 道の駅ななもり手前 (c)allsports.jp

のこり10Kはゆるやかな下り坂ですが、元気に走る力は残っていません。
足の痛みは「無い」ことにして、ひたすらキロ7分ペースで走り続けました。
そして最後の大エイド「公文書館」。ここはのどごしのよさそうな「わらび餅」だけいただいて出発。
残り5Kからは1Kごとの表記看板があるのですが、こんなに遠く長く感じる「1K」はないですね。
果てしなく、恋しい「1K」でした。

そしてついに会場「飛騨高山ビッグアリーナ」に戻ってきました!ここの坂道を越えれば、多くの人が大歓迎ムードで迎えてくれます!
うちの娘と嫁もゴール付近で出迎えてくれてパワー全開!
アナウンスで名前も呼ばれで、恒例の高山市長の國島さんの出迎え!
かなり汗臭かったので抱きつくのはやめて、熱い握手!
「楽しかったですか?」と問われて、本当はつらかったけど「とても楽しかった!」と返答しておきました(^_^;)

ゴール
ゴール地点 (c)allsports.jp

結果

記録は12時間28分14秒でした。(100K男子634位/1,831人中)
当初は11時間切りと豪語していまいましたが、やはり高山ウルトラマラソンは強敵でした…。
ただ、それでも、昨年のこのレースタイムより1時間10分くらい自己記録更新できたのと、激坂以外は歩かず走れたのは良かったです。(終盤はキロ7分以下まで落ちていましたが…。)
ちなみに100K全体の完走率は74.1%と過酷さを物語っています。

記録証と完走メダル
記録証と完走メダル

総括

やはり100Kも走ると疲労困憊…。
体が拒否してしまってご飯どころか祝杯のビールもろくにのどを通りませんでした…。
あと体が弱っているためか体温調節が全くできない状態になりました。
お風呂上りはガタガタ震えるほど寒く、ふとんを被るとすごく暑くて…。

一晩休んで、このレポート書いているうちに、体のダメージもだいぶん抜けて美味しくご飯も食べられるようになりました。
同時に来年こそ11時間を目指して再チャレンジしたいと思えるようになってきました!

一緒に走ったランナーさん、地元住民さん、ボランティアの皆さん、家族などなど、色々な人に支えられて走り切れました!
ありがとうございました!

反省点

  • シューズ選び
    ソールの薄い「NIKE ズーム ストリーク LT 3」で走ったのですが、飛騨高山ウルトラマラソンには適しないシューズでした…。
    上り坂は問題ないのですが、下り坂で足に大ダメージを与えてしまいました。 特に高山スキー場の下り坂は、急で長いので、後半の走りに響きました。 この大会ではある程度厚み・クッション性のあるシューズが良いです。
  • 足の指のトラブル
    前述のシューズミスの影響もあるのですが、右足の親指の先に水ぶくれができ、走りに支障が出てしまいました。 トラブル初期段階で絆創膏を張るなど、対処しとけばよかったです。
    小さなロスを気にして、大きなロスを生んでしまいました。
    特にウルトラマラソンは長い道のりなので、小さなロスを気にしてはだめですね。
  • 暑さ対策
    この日は雲一つない最高気温25度の晴天になりました。
    前半は気温も涼しく、山の中を走るのでとても涼しいのですが、 70K過ぎくらいからの国府町付近は平坦ですが直射日光をもろに浴びるので、じわじわと体力が奪われました。
    5Kのエイドごとにある「梅干し」を前半はほぼ毎回摂っていたのですが、 後半は体が「梅干し」を拒否してしまって、食べれませんでした。
    暑さに対して効果的だったのが「かぶり水」。 これを頭からかぶるとかなり元気出ます。
    暑さに弱い人は、できることを最大限に試していくしかないですね。
  • 事前の走り込み
    4月280K、5月400K と走りこみましたが更なる飛躍を目指そうと思うと、全然足りないですね。
    特に1度に走る距離も今回は最高で50Kでしたが、60K走、70K走も行っておきたいところ。

良かった点

  • 激坂対策
    4月から高山にお引越ししたので、日々日常のランニングコースも坂がたくさん盛り込まれています。
    近くにはモンデウススキー場があり、峠走も行えるので、前半の激坂にはしっかり対応できました。
    特に高山スキー場は昨年までは苦労していましたが、すんなりと登れました。
    坂道練習はこの大会では必須です!
  • 安定したフォーム
    後半は見る影もなくなりましたが、前半はしっかりと理想とするフォームで走れました。 足の回転の中心を前方に持ってくるイメージでピッチ走法です。
    激坂、後半のバテたときこそ、このよいフォームを意識すると良いです。

2016年 第5回 飛騨高山ウルトラマラソンのレポート

2016年6月14日

2年前に72Kコースを完走しましたが、100Kコースは初めての挑戦です!
奥さんがちょうど仕事で高山に用事があったので、車で一緒に行き、昼間は娘と川遊びしていました。
高山の川はとてもキレイですよ。

翌朝は5時スタートなので、夕方6時には夕食を終え、8時には消灯しました。
ただ、緊張と慣れない外泊で、なかなか寝付けませんでした…。

いよいよスタートの朝

2時半にくらいには起きて、朝食をとり、チェックアウト。
高山駅からシャトルバスで会場に向かいます。
荷物は会場で預かってもらえます。
トイレはやっぱり並んでいるので、スタートに遅れないように早めにすませましょう。

100kmは1部と2部で分かれてウェーブスタートです。
僕はのんびり走るので2部の後方からスタートです。
スタート地点

高山駅周辺あたりは、朝早くから多くの地元住民の人たちが応援してくれます!うれしいですね。
高山駅周辺の商店街

町を抜けると、一気にのどかな農村風景に変わります。
のどかな農村風景

しばらく走ると高山ウルトラマラソン名物「坂」が早くも登場してきます。
でも、このくらいの「坂」はまだまだ序の口です…。
高山ウルトラマラソン名物「坂」

美女高原(16km地点)に到着。
ここで支給されるリンゴジュースはおいしかった!
美女高原

第1関門 道の駅ひだ朝日村 21.8km

第1関門となる「道の駅ひだ朝日村」です。
ここのエイドは「よもぎうどん」など食事も充実しています。

カクレハ高原キャンプ場に到着。
ゆるキャラ「高根こん太」がなぜか人気…。
ここで収穫される「タカネコーン」はめちゃくちゃ甘くて美味しいですよ!
この日は収穫時期が違うので食べれませんせした。
高根こん太

飛騨高山スキー場に向かって、ひたすらきつい坂を登っていきます…。
ここら辺は、ほとんど全員歩いています。
しかしトップ集団はこの坂も一気に走って駆け上がるのだからすごい…!
飛騨高山スキー場への坂道

標高1000m以上の高い位置から見られる絶景ポイント。
絶景ポイント

第2関門 飛騨高山スキー場 39.2km

何とか、第2関門となる「飛騨高山スキー場」に到着。標高1345mです。
このエイドも食事が充実しています。飛騨味噌汁におにぎり、甘酒など。買うと高そうなスポーツゼリーも支給されていました。

坂があれば当然下りがある。
身を任せて一気に下っていきます!
ただ、たまに反対車線を車が通るので、オーバーランするんじゃなかと、ちょっと恐怖…。
すごく苦労して登っても、下るのはあっとゆうま!

下り終わると丹生川町ののどかな農村を走ります。
地元住民の温かい応援に励まされます。
写真はランナーのために水を提供してくれています。

第3関門 丹生川支所 57.2km

そして「第3関門 丹生川支所」に到着。
ここのエイドが一番食べ物も充実しています。
焼きそば、団子、かき氷などなど。
出発するときは、ゼッケンを見て、1人ひとり名前を呼んでくれます。
ちょっと照れくさいね。

ここからは、難関「千光寺(61.9km)」へ向かう道。
坂道の傾斜はここが一番きついのではないでしょうか。
もちろん、ヘロヘロになりながらみんな歩いています。
千光寺への坂道

門に到着。
三味線の演奏で出迎えてくれます。
演奏しながらも、「頑張って!」って応援してくれてうれしいです。

そして、この大会の名物「千光寺の石階段」を登ります!
ただ、石階段は思ったより短かったです。
千光寺の石階段

第4関門 国府B&G 海洋センター 74.1km

千光寺から下っていくと、第4関門 国府B&G 海洋センターに到着。
すっかり、写真撮るの忘れました…。
ここでも、本当に多くの住民さんが温かく拍手で迎えてくれます。
梨打汁、水ようかんなど名産もいただけます。
そして、中学生とハイタッチしながら出発。
この温かさがこの大会の一番の魅力かもしれませんね。

「さるぼぼ」の着ぐるみとハイタッチ!
ただ、立って水分補給していると、「ドン!」と突然ぶつかる衝撃が。
振り返るとそこには「さるぼぼ」!
どうやらほとんど前が見えないようです…。
付き添いの人が謝っていましたが、中の人は頑なに話さないんですね(苦笑) でも考え方によっては「さるぼぼ」ぶつかるなんてすごくラッキーな出来事かも(^_^)!
さるぼぼ

またのどかな農村風景を走ります。
農村風景

そして、通称「ラスボス」と言われる坂道登場!
80km以上走って疲労困ぱいの体に、この「坂」はこたえる!

「ラスボス」を倒したら、残り10kmは下り坂です。
まさに、「人生楽ありゃ苦もあるさ」。
ここら辺は「清見」という地名で高速道路のインターもあります。
そして、清見のエイドはとても充実しています。
何といっても、「飛騨牛」!
疲れた体に胃もたれ必至なのですが、しっかり「飛騨牛」いただきました!
さらに「猪汁」もいただいて、まさに「猪突猛進」でラストスパート!

そして感動のゴール!

タイムは13時間42分39秒けっこうギリギリですね(^_^;)
ゴール地点には高山市長の國島さんが握手で出迎えてくれます。
何時間もランナーを待ち続けているのだから、本当にありがたいですよね。
高山市長の國島さん

ゴール直後は、足も限界で、「しゃがむ」のも一苦労(^_^;)
この時間だと家に帰る手段が無いので、もう一泊して帰りました。
次また走る機会があったときの目標は、13時間切りと、他のランナーさんと交流しながら走ることでしょうか。
それでは、応援してくれた高山市民のみなさん、一緒に走ったランサーさん、ありがとうございました!
あと、100km走りきれるだけの身体で産んでくれた両親にも感謝ですね(^_^) 完走証とメダル

ウルトラマラソンの完走のヒント

・計画通りのペース配分をしっかり守る。

特に高山のように高低差があるコースの場合は、ペース配分はイーブンペースではなく、1K6分から8分と大きく変化させるべきです。
参考に、僕のペース計画表です↓ (結果的にはゴール予測タイムも1分くらいの誤差でした。)ゴール予測タイムは「ゴールタイム計算機」を活用してくださいね。
ペース計画表

・熱中症対策をしっかり行う。

高山は5Kごとのエイドすべてに梅干しが支給されます。
できれば毎回一個づつ食べて塩分をしっかりとりましょう。
またお昼12時~3時ころまでは気温が特に上がるのでこの時間帯の無理は禁物です。
のどが渇いてからでは「遅い」ので、事前に早め早めに水分補給しましょう。

・「頑張らない」「あきらめない」

前日の説明会で出てきた言葉です。
走る前はあまり理解できなかったのですが、走りながら本当にこれ大切だなと思いました。
頑張りすぎると知らないうちに「身体」限界値を超えてしまいます。
飛びぬけた才能や能力がなくとも、あきらめなければ必ずゴールできます。
マラソンだけでなく、人生においても重要な考えなのではないでしょうか。


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