更新:2019/02/07

宮の大イチイ

  高山市一之宮町の飛騨一ノ宮駅から約15Kくらい奥の方にある「宮の大イチイ」。
「宮の大イチイ」は「森の巨人たち100選」にも選ばれている巨木です。
推定樹齢2000年 樹高25mです。

【登山・トレイル日記】
「冬・雪の大イチイ」2019/1/22「夏の大イチイ」2018/07/20

トレイル登山記録「冬・雪の大イチイ」

2019年1月22日

2019年今年の飛騨高山はとても雪が少ないです。
道路もアスファルト舗装が見えている日が多いです。
そのため、今回の大イチイランもツボ足(スノシュー無し)で十分だろうと予想していましたが、甘かった…。

「餅谷の滝」までは楽だけど…。

まずは、いつものジョギングコースを進みます。
この日は、午前中は雪で、午後からは晴れでした。

前回行った「餅谷の滝」までは、電線工事の現場もあるので除雪されており走りやすいです。
しかし、そこから先は、まったく人は出入りしない場所なので、急激に積雪が増えます…。
それでも積雪30センチもないくらいなので、まだまだ楽に進めます。
餅谷の滝のあとの道

しばらくすると天気が回復して、日差しが入ってきました。
そうすると、一気に木に積もった雪が「ザザー!!」と落ちてきました!!
ただ危険が及ぶほどの落雪はありません。
木からの落雪

そして今度は小さな生き物が「ササー」っと通過。
よく見ると可愛いリスさんでした。
熊とかじゃなくてよかったね…。

しばらくすると、橋と少し大きめのゲートが現れます。
ここは秋だと綺麗な紅葉がみれるスポットです。
ゲートから先は、車両はもちろん通行止めです。
ここから先は、よりワイルドな道になっていきます。

ときおり小さな滝も見られます。
そして、だんだんと積雪量が増えてきて、場所によってはひざ下直ぐまで雪がくるようになってきました…。
こうなってくると、足が重い…。
滝

登山道に到着

しかし、なんとか林道と登山道の分かれ道に到着。
再びゲートをくぐります。
ここからは登山道なので、勾配が厳しくなってきます…。
積雪量も、常にヒザまで雪がきます…。
こうなると、かなりキツイ!!
たまに休憩挟まないと耐えきれないくらいです。
膝まで雪がある状態

本当にここから、大イチイの看板までが長くつらく感じました。
あまりに時間がかかるから、看板が雪に埋もれていて、通り過ぎたんじゃないかと思うほど。

しかし、綺麗な雪山、青空が何とか頑張る気力につながりました。
大イチイの看板に到着。 ここまでくれば後0.3K!
大イチイに向かう看板

坂道を少し下ると、雪がこんもり積もった木の橋。
慎重に進んでいきます。
木の橋

ついに到着!

そして何とか「宮の大イチイ」に到着!
とにかく、すごい達成感です!
大イチイ

ここら辺は、さらに雪深いです。
木のベンチがあるのですが、深く埋もれていました…。

展望台の所まで、わずか数メートルなのですが、ここに行くのもかなり一苦労!
雪深い急勾配が、ここまでキツイとは!!

それでも何とか、展望台に到着。
少し休憩しようと思ったのですが、寒い!
雪の位山に引き続き、せっかく到着しても寒さがつらい!!
ここも、標高1122mと地味に高く、気温も下がっているようでした。
スポーツゼリーをささっと飲んで、急いで下山開始!
展望台

位山トレイルだと、ここから急勾配を1.5Kほど進むと川上岳につながる登山道に付くのですが、この雪ではとても無理ですね…。
スノシューを履いていたとしても、かなりしんどそう…。
川上岳の案内板

帰り道

帰りは、行きの自分の足跡の上に重ねるように進みます。
その方が迷いも無く、足への負担も少ないです。
実際、僕の足跡の上には、すでに獣の足跡もついていました…。

帰りは、基本ずっと下りなので、スピードを上げて帰ろうと思っていたのですが、雪の勾配道で、完全に足が疲労マックス…。
足が重い…。雪があまりない所に戻っても、キロ6分ペースがやっと。。
ヘロヘロになりながら家に着きました。この後に入る熱めのお風呂は生き返るね!

雪山を進むコツ

・雪崩の心配がない場合は、山側の道を進んだ方が多少楽です。
山が雪をブロックするので、多少積雪が少ないです。
・獣の足跡の上を歩くと、多少楽です。流石、ここで暮らしている生き物は道をよく知っている。

今回の装備・持ち物

基本的に雪の位山と同じです。

服装

  • ニット帽、ネックウォーマー
  • インナー(Tシャツ、ヒートテック、NIKE長袖、トレーナー)
  • アウター(ミズノの防水上下ジャージ+ユニクロナイロンパーカー)
  • 靴 Columbiaファイアーキャンプ2ミッド
  • 靴下は2枚重ね
  • 雪避け足カバー
  • 手袋(薄手+スキー用)

持ち物

  • リュック
  • スポーツゼリー、カロリーメイト
  • スポドリ(500ml)
  • スマホ、GoPro
  • ココヘリ発信機
  • 現金

リュックは6Lと小さめのもので、500mlのスポドリを持って行きました。
水分は途中で雪を食べてみましたが意外と美味しかったです。(でもあまり食べるとお腹壊しそう…)

総括

達成感はありましたが、かなり大変だったので、宮の大イチイは、素直に雪が無い時期にいった方が良いです。
見た目も、緑がふさふさしている方が、迫力があって見ごたえありますね…。

動画


トレイル登山記録「夏の大イチイ」

2018月7月20日

今回のルート

飛騨一ノ宮駅から宮・清見線(453号)の道をひたすらまっすぐ走ります。
連日の猛暑でこの日も最高気温36度です。
しかし、この道は宮川源流沿いの道で、樹木で日陰が多いので、とても涼しく快適です。
今回は終始走りましたが、途中まで車で行くこともできます。
※先日の大雨で途中で車は通行止めになっていました。

前半

前半はいつもの練習コース。
しかし、日陰は無く、暑いのでキロ6分くらいでマイペースに走ります。
そして、いつもの昆虫スポットに今日はミヤマクワガタがいました!
夕方娘と車で採りにいこう。
ミヤマクワガタ

次第に、樹木の日陰が増えてきて、走りやすいコンディションに。
しかし、ペースはあくまでマイペースに。水分補給も細目に少しずつを意識。

宮川源流のきれいな川の横を走ります。
川の近くは特に涼しい。
欠点は川の音で装備している熊鈴が聞こえずらくなることかな。

ちょっとした滝のような所もありました。
ここも涼し気なところです。

先日の大雨の影響で、小さい石ばかりですが、落石の痕跡が…。

どんどん、樹木が多い所に入っていきます。
非日常の世界観で不思議な気持ちなってきます。
やがて、宮川防水ダムと宮の大イチイへの道との分岐点が現れます。

空が開けている場所。
位山と川上岳の間くらいの山でしょうかね。

小さい石ころがたくさんあるトレイル的な道を抜けると、「川上岳」と「宮の大イチイ」との分岐点に到着。
ここを少し下れば「宮の大イチイ」はすぐ近く。

木の橋と、木の階段を登ります。

「宮の大イチイ」に到着!
説明が記された看板がいくつかあります。

「宮の大イチイ」を見渡せる木の展望台がいくつか整備されています。
地元「宮の大イチイを守る会」の人たちが整備してくれているのですね!

大イチイだけでなく、上を見上げると、緑が広がり、日常の忙しさを忘れさせてくれます。
本当に力の沸くパワースポットです!

帰り

帰りは下りなので、楽なはずですが、日の当たるところで一気一瞬で熱中症に近い状態に…。
本当に、今年の暑さは半端ない!
今回のルートは川上岳へも近いことがわかったので、今度は頂上目指してみようと思います。
そのときは、自転車で途中まで行ってもいいかも。

動画

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