更新:2019/05/28

黒部名水マラソン

  • フル
  • 富山県

第一回開催の時にアメリカ元大統領ジミー・カーターさんがゲスト参加したことから、「カーター記念」と大会名についています。 当初スターターだけの参加予定が、号砲後一緒に走ったそうです。
歴史があるだけに、地元住民にとってもおなじみの大会で、多くの人が沿道で応援してくれます。

会場までのアクセス方法

黒部駅の近くの黒部市総合公園が会場です。

電車の場合、関東地方の方は、北陸新幹線で「黒部宇奈月温泉駅」。
名古屋方面からは、特急電車ワイドビューもしくは高速バスで「富山駅」に行き、そこから あいの風とやま鉄道で「黒部駅」に向かいます。
そこからは、無料のシャトルバスが前日、当日出ています。
微妙に距離があるので、歩かずバスを利用した方がよいです。

名古屋からは富山までの高速バスも1時間おきに運行しているようです。

富山駅の正面写真
富山駅

路面電車も走っていました。
路面電車

自動車の場合は、エントリー時に申し込みが必要です。
指定の駐車場からも無料のシャトルバスが出ます。

黒部市の特徴

山、川、海 自然豊かな街です。
宇奈月温泉も有名です。
黒部渓谷トロッコ電車で自然も満喫できます。
※大会会場から宇奈月温泉までもシャトルバスが出ますが、少し遠いので、その日に帰ろうと思うとスケジュール的に厳しいかも…。

黒部市吉田科学館では、プラネタリウムがあり子供連れでも楽しめそうです。

この大会の特徴

  • 種目はフル、10K、車いす7.5K、5K、3K、ジョギング3Kがあります。
  • ゼッケンに付けるタイプのチップで計測します。完走証はすぐにもらえます。
  • 前半上り、後半下りのコースです。しかし、高低差はそんなにもないので、十分記録も狙えます。
  • 3時間半、4時間、4時間半、5時間、6時間のペースメーカーが走ります。
  • 給水は約2.5Kおきにあります。スポーツドリンクは1エイドおきにあります。冷やし米粉ラーメン、塩アイスも支給されます。
  • 参加賞はオリジナルTシャツ。完走するとメダルと小さめのフィニッシャータオルがもらえます。

2019年 第36回 黒部名水マラソン(フル)のレポート

2019年5月26日

このレースの目標

可能な限りサブスリーに近い記録を目指します。
最低限前半のハーフを1時間30分以内で入りたいです。
前半上りで後半下りのコースですが、峠走、トレランでハムストリングスを意識したトレーニングを行ったので、多少の登り坂はガンガン攻めて登っていきたいです。

キロ4:30ペースをジョギング感覚で走る

キロ4:30ペースをジョギング感覚で走れるようになれば、サブスリーペースであるキロ4:15ペースも飛躍的に楽になるのではないでしょうか。

目標達成のための練習計画

前走の掛川新茶マラソンやトレランでベースとなる体力は復活してきたので、スピード練習と30Kまでの距離慣れロング走をバランスよく行って仕上げていきます。
当日は暑くなる可能性もあるので、暑さ馴化もしていきたいところです。

前日当日の食事・体調など

昨年同様、前日入りして魚津に宿泊しました。
今回は魚津マンテンホテル。駅から近くで、大浴場があるのが良い所です。
写真はホテルの部屋から見た魚津の海の夕陽です。
ホテルからの眺め

食事も昨年と同じスーパーでお寿司とカップ麺。
体調は特に悪くないのですが、前日もとても暑くて嫌な予感…。
脱水対策として、前日から経口補水でウォーターローディング。
朝食は巻きずしと、そうめん。

レース中に携帯したもの

スタート前に塩タブレット。
10K:パワージェル
20K:経口補水パウダー
30K:パワージェル
すべてのエイドでスポドリも摂取しました。

服装など

帽子(後ろに日よけ付き)
Tシャツ、ランパン、シューズはいつも通りソーティーマジック。

この日の天候

とにかく暑かった。。
9時のスタート時で、27度の予想。。
昨年の最高気温23度を既に超えています。。
最高気温は30度ですが、アスファルトの照り返しで体感的には35度を超えている感じでした。
この日の天気予想
コース上には日影はほとんどなく、直射日光をずっと浴び続けます…。
風が吹いても生暖かく感じるほどでした。。

スタート前

昨年同様、6:18発の電車で黒部に向かいます。
荷物を預けて、ウォーミングアップ。
近くの中学校がアップ会場になっているので、向かってみました。
これが微妙に遠い…。行っただけでアップになりました。

そのあとは、フェースブック、ツイッターのラン友達と集合イベント。
リラックス、気合入れに良いですね!

あと今大会からゼッケンに自分の県名が印刷されているので、同じ県の人から話しかけられたりもしました。
コミュニケーションの良いきっかけになるので、とても良いと思いました!

レースの方は

今回はAブロック。開会式の高橋尚子さんも結構近くで見えました。
そして号砲スタート!

初めの5Kは予定通りキロ4:40~4:30くらい。
ここから少しずつペースアップする予定でしたが、早くも暑さの影響か、まったくスピードが出ない。
現状維持で必死。。

10Kまでは粘りましたが、それ以降は、キロ5:10くらいにペースダウン…。
そして、20K前には3時間30分のペースメーカーに抜かされます…。
ついていこうと思いましたが、暑さの影響でついていけない…。

意気消沈していましたが、25K地点くらいで高橋尚子さん登場!
ハイタッチで元気出ました!

しかし、暑さは容赦なくランナーを襲い続けます…。
後半はエイドで水を頭から被っていましたが、もっと早い段階で頭を冷やす必要がありましたね。。
サブ4は何としても死守したかったので、キロ5:30ペースを意地で維持しました。
このペースはウルトラマラソンのベースペースにしようと思っていたので、ちょうど再来週の高山ウルトラマラソンの想定練習になりました。

そして、36.5K地点では、お待ちかねの「アイスクリーム」!
この暑さだと、より美味しく感じました!

最後は海沿いを走り、再び会場に向かいます。
少しだけスピードアップして、ゴール!!
ゴール付近の様子

結果

タイムはネットで3:50:29でした!
昨年より20分以上遅いですが、このコンディションの中では、無事完走できただけでも、自分を褒めたいです。。
完走証

そのあとは、プール施設でシャワーを浴びて、無料でもらえる「名水鍋、名水ダンゴ、ます寿し」をいただきました!
名水鍋と名水団子

ラップタイム

5Kごとのラップタイムです。暑さでみるみるタイムが落ちています。。
それでも最後までキロ530をキープできたのは良かったです。
5Kごとのラップタイム

総括・良かった点など

歴史ある大会のということもあり、地元の人の応援がとても温かかったです。
暑さが予想されていたので、軒先でホースシャワーで水を出し続けてくれました。
長時間だと水代もかかるのに、本当にありがたかったです!

とにかく苦しい時は「ピッチを上げる」ですね。
ペースを上げる時は、その状態から遠心力、バネをきかせるように加速させる。

今後の課題

ここまで暑いコンディションはまれですが、6月開催の高山ウルトラマラソンに向けて、暑さ対策は真剣に考えなければいけないと感じました。
脱水症状は早めのナトリウム補給で克服できていますが、熱中症対策はあまりできていませんでした。

【熱中症対策】
・頭、首に水をかける
暑い時期に開催される大会には、水被りできるところがエイドにあるので、暑くなる前に利用して冷やしていきましょう。
水被りバケツが用意されていない場合は、コップの水を半分でも首にかけるとだいぶん違ってきます。

・グッズを利用する
ひんやりタオル、冷却スプレーを利用する。
もしエイドに氷があったら、用意したビニール袋に入れて冷やしながら進むと良いでしょう。
見た目はあまりカッコよくないですが、濡らしたひんやりタオルを頭にかぶり、その上から帽子を被ってもよいでしょう。

でもこれを2週間後に迫った高山ウルトラマラソン開催前に気付いてよかったです。

あともう一つの課題が勝負レースの時期。
当初は春と秋で2つ勝負レースを設定していましたが、今住んでいる飛騨高山は雪が多く2月、3月の大会は調整が間に合いません。
5月のこの大会も暑すぎるとなると、勝負レースは秋シーズン1本かな。。
日本は四季があるので、仕方が無いですが、どんなコンディションでも走れる強い体をコツコツ作っていきたいです。

動画

ランネットのクチコミ


2018年 第35回 黒部名水マラソン(フル)のレポート

2018年9月9日

前日当日の食事・体調など

ここ最近2レースは、直前に風邪をひく失態をしましたが、今回は問題なく絶好調で当日をむかえました。
体重は61キロ、体脂肪率8.5%。まあまあ絞れました。
体重とタイムは大きく関係しているので、サブスリーを本気で狙うなら58K以下まで落とす必要がありそうです。
今回は完全断酒はしませんでしたが、ポイント練習後以外は一か月間お酒は控えました。

高山からは2~3時間で富山に着くので、当日入りも考えましたが、念のため魚津で前泊することにしました。
特急電車ワイドビューを利用すれば富山駅までは約1時間半で到着します。

そのまま乗り換えて「黒部駅」へ前日受付に向かいました。
芝生広場では、ライブも開催されていました。
ライブ

Qちゃんこと高橋尚子と柏原竜二さんのトークショーも開催していました。
レース前日の過ごし方、食事内容などをためになるお話も聞けました。
トークショー

会場近くには鯉のぼりが泳いでいました。
鯉のぼり

そして再び電車に乗って魚津駅へ。
ここ魚津は4月には「魚津しんきろうマラソン」というハーフマラソン大会も開催される地です。
魚津駅
今回はスカイホテル魚津アネックスに宿泊しました。
大浴場はありませんが、普通のビジネスホテルです。

ちなみにレース開催一か月前は富山駅周辺を含めてどこのホテルも満室でしたが、 一週間前になるとキャンセル料が発生するので、このタイミングで空き室が少し出てきます。

近くの定食屋で食べようと思いましたが、6時くらいでどこのお店も満員状態…。
探すのも面倒だったので、ホテル近くのスーパーで買い込むことにしました。
せっかくなので、お寿司と富山ラーメン(カップめん)。※本当はレース前日に生ものは良くないのですが…。

9時には消灯して、4時過ぎくらいには起床しました。
焼きサバ寿司、スープ、おはぎを食しました。会場入りしてからいつものスポーツゼリー(アミノバイタル)を1つ摂取しました。

レース中に携帯したもの

  • スタート前:塩タブレット1つ
  • 10K:パワージェル(レモン味)
  • 15K:経口補水パウダー
  • 28K:パワージェル(レモン味)

※エイドのスポーツドリンクは全て摂取しました。

この日の天候

時期的にも毎年暑い大会ですが、今回もしっかり暑かった…。
最低気温14度。最高気温は23度。晴天でした。
風は最大で風速3~5mくらい。暑い日なので、風がふくと涼しくて気持ちいいです。

このレースの目標

自己ベスト更新(ネット3:28:53)がとりあえずの目標。
願わくば、キロ4:30ペースのサブ315です。

フォームは「リラックスして、強く足を前に出す。背筋はのばす。」を意識。

スタート前

6:18発の電車に乗って、会場入り。早めの時間なので、電車も満員ではなかったです。
到着後、着替えて準備。
貴重品は100円で預かってくれます。
その他の荷物は、会場1階の棚、もしくは2階の観覧席に置きます。(紛失は自己責任。有料も荷物置き場もありました。)
荷物置き場など会場の中の様子
会場の中の様子

また今回は、フェースブックとツイッターの集合イベントに参加しました。
レース前のこういった交流はリラックスにもつながるので、とても良かったです!

今回はBブロック。
9時スタートで15分まえには整列します。
スタート直前はやはりどこの仮設トイレも行列ですが、まだ大規模マラソンに比べればギリギリまでトイレに行く余裕があるのはうれしい。
おかげ今回フルマラソンで初めてトイレに行かずに完走できました。(暑いのも影響していると思いますが。)
Qちゃんの激励あいさつを受けたら、9時にスタート号砲です!

レースの方は(前半)

Bブロックということもあり、特に渋滞なくスタートゲートをくぐれます。
ただやはり初めの5Kくらいは道が狭い箇所もあり、追い抜きは難しいです。
道の広い所で、追い抜きたいところです。

はじめは、サブ3.5ペーサー集団の後ろを走っていましたが、今回の目標はもう少し上なので、広い道で抜かします。

そして、しばらくすると坂道が始まります。
キロ4:30ペース目標でしたが、坂道はやはり少し厳しくキロ4:40ペースくらい。
それでも、普段の高山での練習が坂道なので、それに比べれば、この程度の坂は楽勝です!
坂道練習おすすめです!
多少のアップダウンがありますが、基本ずっと登り基調です。

レースの方は(後半)

23K地点くらいで折り返しです。
2K程ですが、行きと帰りでランナー同士がすれ違う道なので、仲間と声援やハイタッチを交わせますよ。
そして、そのまま下っていきます。
ただ、そこまでの傾斜はないので、感覚的にはほぼフラットな道のりです。

そして、30K付近の給水エリアの近くで、Qちゃん登場!
突然現れたのでびっくりしましたが、ハイタッチして元気パワーもらいました!

このままペースを上げたいところですが、気温も上がってしまって、思うようにスピードが出ません。。
集中力も少し切れてきました…。

しかし、36K地点のエイドには「塩ソフト」!もちろん取ります!!
暑く苦しい中で食べるアイスは本当に最高!今まで生きてきた中で一番美味しく感じたアイスでした!

でもしかし、そんな感動に浸っていると、後ろから「ザッ!ザッ!ザッ!」と大勢の足音が…。
だいぶん前に抜かしたサブ3.5ペーサー集団に追いつかれた!

離されまいと必死にペーサーにしがみつきます。
「残り5Kくらいなら大丈夫」と自分に言い聞かせて走ります。

でも結果的には、切れかかった集中力がペーサーの存在のおかげで取り戻せたので、とてもありがたかったです。
ペーサーがいなくても、集中力を最後まで持たせたいです…。

そして、海沿いの道を走って、そのままゴールの総合公園に向かいます。
残り1K、力を振り絞ってペーサーを抜かしてラストスパート!
沿道の応援もまた増えて、パワー全開!
一気にゴール!!

結果

タイムはネットで3:27:36でした!
何とかベストタイムを更新に成功!
ゴール後はメダル、フィニッシャータオルがもらえます。
記録証とメダル
あとスポーツドリンクとゼリーがもらえます。

エイドでも支給されていましたが、黒部の美味しい水も最後に、ゴクゴクのめる場所もありました。
よく冷えてて美味しかったのですが、調子こいて飲み過ぎて、腹が少し痛くなりました…。

受付時にもらえるチケットで、「名水鍋、名水ダンゴ、ます寿し」がもらえます!
名水鍋はちょっと食べづらいけど、美味しかったです!

あと、プールの更衣室のシャワー施設も無料で利用できます。
また噴水はアイシングとして足を冷やすこともできます。

ラップタイム
ラップタイム

反省点

やはり32K過ぎくらいから、集中力が切れかかったところ。
あと、ここ最近のレースでは終盤での失速があったので、「また失速するのでは…」という弱い心も出ていました。
自信をもって「走り切れる!」という気持ちを強く持とう!

あと練習で40Kロング走は重要ですね。
30K走では、あまり意味がない。
35Kくらいで加速する練習が大切な気がします。
気持ち的に自信もつくし、スピード持久力が強化できます。

良かった点

  • 前半上り、後半下りというコースは相性が良かったです。
  • しっかり暑さ対策できた(首の後ろの日よけ付帽子、経口補水パウダーの摂取)
  • 着地が上手くできた(レース後の足のダメージはほとんどありませんでした。)

元々は「暑さ」と「坂道」は苦手意識がありましたが、もうほぼ克服できました!

Relive動画

黒部名水マラソン公式サイト

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