更新:2020/01/31

ズームフライなど厚底シューズの走り方とメリット

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大きな国際大会から高校生の駅伝大会まで。
いま厚底シューズが旋風を巻き起こしています。
日本記録、世界記録の更新もこの厚底シューズが生み出しています。
しかし、世界陸連が規制する動きがあり、今後の展開が注目されています。

厚底シューズのメリット1「失速しない安定したスピード」

一度トップスピードに乗ると、失速しづらく、安定したスピードが得られます。
カーボンプレートを生かすために、ポンポンと少し手前で弾くように走ると効果的です。
一軸走法と最小限の動きで、効率的に大きなパワーを生み出してくれます。

厚底シューズのメリット2「貧血症対策」

厚底が足への衝撃を抑えてくれるので、鉄分破壊による貧血症になるのを防いでくれます。
貧血症は一度なるとスピードが無くなってしまうので、マラソンランナーにとって死活問題です。
厚底シューズが足を守って、マラソン競技寿命を伸ばしてくれるでしょう。

厚底シューズのデメリット

まだ強い足ができていない初心者は怪我を誘発する可能性があります。
また高額な割りに、推奨される使用走行距離が短いので経済的ではありません。
靴底がつぶれてきたら、練習用として使用し続けると良いでしょう。

練習用とレース用は使い分ける

初代ズームフライを練習用。
ズームフライ3をレース用と使い分けています。
レース用は、レース以外には完全に使用していません。
使い分ける理由は2つあります。
1つは少しでも長くレースで使うため。
もう1つはレースシューズを履くことで、気持ち的に昂り、モチベーションがとても高くなります。

ズームフライの特徴

カーボンプレートが搭載されており、楽にキロ4分ペースで走ることができます。
厚底シューズ特有の重さも、さほど気になりません。
逆にこの重さを利用して、遠心力でブンブンと足を振り回すように走ると力強い走りにつながります。
上位モデルのヴェイパーフライの廉価版というイメージもありますが、十分市民ランナーにとって記録更新できる良いシューズです。
ただ、雨で湿気った道では少し滑るので気を付ける必要があります。

下り坂の練習をうまく活用しよう

厚底シューズに限った話では無いですが、下り坂は必然的に力強いストライドで走ることができるので、効率的で良いフォームへの改善練習になります。
また厚底シューズが足への衝撃を抑えてくれるので、思いっきり下り坂練習ができます。
強く着地して、伸びのあるストライドで走ってみましょう!

ウルトラマラソンでも活躍

100キロというとても長いレースでは足の衝撃・負担がとても大きいです。
そこで厚底シューズがとても役立ちます。
またウルトラマラソンはアップダウンが激しいコースが多いので、とくにそういったコースでは活躍するでしょう。
ただそれでも衝撃で足がむくんでくることがあるので、シューズのひもは若干ゆるめにしておいた方が良いです。

5K以下の中距離レースでも活躍

逆に5キロ以下の短いレースや駅伝大会でも厚底シューズで十分活躍できます。
また小技として、一番上の穴にもヒモを通すと、足とシューズのフィット感が高くなりよりスピードが出やすくなります。

購入タイミング

シューズは1年~2年ごとにモデルチェンジがあります。
ニューモデルが発売される一か月前くらいから、既存モデルが大幅値下げされます。
このタイミングで購入するとお得です。
また旧モデルは基本的に廃盤になり生産されなくなります。
気に入ったシューズのモデルなら、無くなる前に購入すると良いでしょう。

さいごに

やはりどんなシューズにも、良い所と悪い所があります。
スポーツ店でいろいろ試着して、自分に合ったシューズを選びましょう。

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