更新:2019/07/16

トレラン練習【トレイルでマラソンが強くなる!】

動画

トレランとは

トレランとは山のなかを駆け抜けるスポーツです。
多少の危険もありますが、正しくやれば楽しくトレーニングができます。
もちろん登山者を優先し、マナーをしっかり守ってやりましょう。

トレラン練習のメリット

持久力および坂道に対する力が強化できます。
不整地を走るのでバランス能力も向上するでしょう。
自然の中を走るので、ストレス解消にもつながります。
また、真夏の暑い日も、涼しい山の中はとても良い環境と言えます。
山道

持ち物(食べ物編)

20K以上のロングトレイルの場合は、補給もかなり必要です。
小さくて高カロリーなものが良いですが、ハンガーノックを避けるため、おにぎりなどお腹にある程度たまるものも同時に摂取したほうが良いでしょう。
そして、一日遭難しても耐えきれる装備を持つことが大切です。

持ち物(装備編)

専用のトレランシューズがあった方が、足に負担なく走れます。
激しい岩場がない場合は、はきなれたマラソンシューズでもいけると思いますが、ケガのリスクは高くなります。

山には熊、蜂、蛇など危険な生き物が住んでいます。
熊鈴、ポイズンリムーバー、虫刺されの薬などを持っていきましょう。

山の天気は変わりやすく、急な天候悪化で気温が下がることがあります。
春、秋は過ごしやすそうですが、防寒と暑さ対策両方の荷物が必要です。
事前に天気予報で気温、風速も確認しておくことも重要です。

荷物の重さは3キロ以上と重たくなりますが、トレーニングと思ってしっかり装備しましょう。
荷物例

トレランレースに参加してみましょう。

記録・順位にこだわらず、トレランレースも出てみましょう。
アットホームで手作り感がある大会が多いので、楽しめると思います!

雪山トレラン

雪山トレランはリスクを避けるため1500m以下の低山で行いましょう。
時期的には振り始めの12月下旬、寒さで雪質が固くなる2月が良いです。
装備は当然、防寒対策が重要になってきます。走っている間は良いのですが、山頂で休憩しようと立ち止まったときに吹雪いていると一気に体が冷え込むことがあります。
特に手が冷え込むと、体も連動して弱ってしまうので、手袋は防寒性の強い良いものを使用しましょう。ペアガラスの原理で、少し指先に空間を作ると良いです。
雪道

雪が積もっていると、登山道も見えなくなり、コースを外れることが多くあります。
そんなときは、YAMAPなどのアプリを使用するととても便利です。
事前に登山地図をダウンロードして使用するのでオフライン環境でも自分の位置・方向がわかります。

また雪が深いときは、スノーシューも装着すると良いです。慣れが必要なので、事前に履いて練習するとよいでしょう。

雪山は危険度が上がりますが、雪景色はとてもきれいで心も癒されますよ。

山に入るということ

山に入るときある程度「死」を覚悟します。
滑落、遭難、蛇・熊、低体温症、脱水症状、落雷など「死」につながる危険が山にはあります。
しかし、その日常からかけ離れた「死」を感じたくて山に入るのかもしれません。
「死」があるから「生」を強く感じられるのです。
入山時は「恐怖」もありますが、下山時には「また強く生きていこう」と決心しています。

その他 注意点

ロードより疲労・ダメージは大きく回復に時間がかかるので、ロードのレース1ヶ月前以内は行わないほうが良いでしょう。

事前にしっかりと余裕のあるスケジューリングを行いましょう。 そして、その予定表は登山届や家族に伝えましょう。

トレランは多少のリスクがありますが、言葉では言い表せない魅力があります。
楽しみながら山のトレーニングもやってみましょう!

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