レポート

第6回 飛騨高山ウルトラマラソン2017

  • 2017年6月11日開催
  • ウルトラ
  • 岐阜県

今年も昨年に続き、飛騨高山ウルトラマラソン100Kコースに参加してきました。コースの感想や攻略をレポートします!
昨年の「飛騨高山ウルトラマラソン2016」のレポートはこちら
ちなみに4月に高山にお引越ししてきたので、地元でのレースになりました。

会場までのアクセス方法

電車の場合、名古屋から特急ワイドビューひだで2時間半。
会場となる「飛騨高山ビッグアリーナ」までは、高山駅から無料シャトルバスが出ています。

車の場合、東海北陸道で名古屋からスムーズにいけば2時間くらい。
ただ、前日受付時間の昼1時くらいは道もやや混雑するようです。

宿泊は大会開催の半年以上前から、安いホテルは満室状態になります。
相部屋のゲストハウスか、少し遠めのペンション、もしくはお値段は高いですがキャパのある大きなホテルなら宿泊可能です。

高山市の特徴

とても自然豊かなところです。
日本で一番面積の広い「市」です。(ほとんど山ですが)
飛騨牛、高山ラーメンなどが名産グルメです。 山菜など野菜・果物もとても美味しいです。
風情ある古い町並みを中心に、世界各国から多くの外国人観光客も訪れます。

あと、ここ高山では熊の被害もチラホラ。
熊の生息地も走りますが、これだけ人がいたら、熊さんも遠くで応援していることと思います。

高山の田園風景
高山の田園風景 ©allsports.jp

この大会の特徴

  • とにかく過酷なマゾコース
    坂道がとても多いです。 特に高山スキー場、千光寺、通称ラスボス の激坂がランナー達を苦しめます。
  • 「おもてなし」がとても温かい
    街ぐるみで多くのランナーを出迎えてくれます。 地元の小中学はもちろん、農家のおじいちゃん、おばあちゃんも、農作業の手をとめて応援してくれます。 数えきれないくらいの声援・ハイタッチがもらえます!
  • エイドもとても充実
    約5K毎にエイドがあります。 5つある大エイドでは地元高山の名産品も食べられます。 特に「丹生川支所」では飛騨牛ステーキも食べられますよ!

レースの方は(0~50K)

タイム目標は11時間15分くらい、願わくは11時間切りです。
昨年同様、10Kごとのタイム予定表も作成済みです。
ペース表

2:30ころ起きて、炭水化物中心の食事を摂って、自宅を出発しました。
手荷物を会場に預けて、4:45のスタートに備えます。

そして、開会式のあと、一斉にスタート!
はじめの数キロは多少混雑しますが、すぐに緩和されます。
ただ名所「古い町並み」は道が狭いので、ここらへんは、風情を楽しみましょう。
はじめの10Kのラップは0:58:43。ほぼ予定通りの滑り出し。

古い町並み
古い町並み ©allsports.jp

しばらくすると自然豊かな風景になります。
そして一つ目の坂、「美女高原」を登ります。
このへんはまだまだ序の口、元気に登って下ります。
20Kのラップタイムは1:00:04。

一つ目の大エイド「道の駅ひだ朝日村」にたどり着きます。
ここは名産品のよもぎソバがとても美味しかったです。
そこから先は「飛騨高山スキー場」への入口、わずかな坂道が続きます。
30Kのラップタイムは1:04:20。

30K過ぎから傾斜がどんどん厳しくなっていきます。
しかし、坂道練習のかいあって、ほとんど歩かずにクリアできました。
40Kのラップタイムは1:15:12。当初の予定より15分近くのタイム貯金が出来ました。
そして二つ目の大エイド「飛騨高山スキー場」の頂上です。ここも食事が充実しています。

そして、ここからは一気に下り坂です。
例年ならここでスピードを上げるのですが、シューズ選びをミスりました…。
ソールの薄いシューズなので、足への衝撃ダメージがすさまじい…。
「早く下り坂終わってくれ…」と思う始末です。
それでも50Kのラップタイムは0:58:10。

レースの方は(51~80K)

ここからは丹生川町の自然の中を走っていきます。地元住民の声援もとても温かくてうれしいです。
大きなトンネルを抜けると、三つ目の大エイド、「丹生川支所」は目の前。
このエイドが一番食べ物も充実しています。やきそば、トマトシャーベットにそして飛騨牛!
美味しくいただきました。
60Kのラップタイムは1:14:27。予定より少し遅れ始めました…。

60K地点 丹生川の自然の中を走ります。
60K地点 丹生川の自然の中を走ります。 ©allsports.jp

そして第二の激坂「千光寺」へと向かっていきます。
それまで走っていたランナーもほぼ全員この坂で歩き始めます。
僕もこの千光寺の坂は3回目ですが、改めて唖然としました。
石段もヘロヘロになりながらも登り切ってひと段落。

千光寺の石段
©allsports.jp

ふたたび、下り坂です。ここまスキー場の下り坂よりかは傾斜がゆるく、さほど負担もなくおりられました。
70Kのラップタイムは1:26:14。 ここまでは予定タイムと大差ないですが、ここからが地獄の始まりでした。。。

ここから20K近くはほぼ平坦な道のりです。
しかし、「暑さ」と下り坂で受けた「右足のダメージ」で思うように走れなくなってきました。
80Kのラップタイム1:24:31。予定ではキロ6分でしたので、大幅に遅れ始めました。
四つ目の大エイド「国府B&G海洋センター」。ここも「イノシシ茶漬け」など食べ物が充実していますが、体が受け付けない状態でした…。

レースの方は(81~100K)

80K過ぎも国府町の住宅街をひたすら突き進みます。
平坦な道ですが、暑さと単調な道に、意識もうろうとしてきます。
暑くて、足も痛くて、とてもつらいので、ひたすら無心で走りました。
スピードもキロ7K以下まで落ちています。
無心だったので、ここらあたりの記憶はあまりない状態です(^_^;)
ただ、地元の人たちの私設エイドには何度か助けられました。
とてもありがたいですね!

そして、通称「ラスボス」といわれる最後の激坂を登ります。
このラスボス第3形態まであります(笑)
80K以上走ってきた体にこの坂を走り切る力は残っていません。
ここもほとんどの人が歩いています。辛抱強くひたすらラスボスの攻撃を耐え忍ぶのです。
そして何とか「ラスボス」クリア!

90Kのラップタイム1:37:06。

90K 道の駅ななもり手前
90K 道の駅ななもり手前 ©allsports.jp

のこり10Kはゆるやかな下り坂ですが、元気に走る力は残っていません。
足の痛みは「無い」ことにして、ひたすらキロ7分ペースで走り続けました。
そして最後の大エイド「公文書館」。ここはのどごしのよさそうな「わらび餅」だけいただいて出発。
残り5Kからは1Kごとの表記看板があるのですが、こんなに遠く長く感じる「1K」はないですね。
果てしなく、恋しい「1K」でした。

そしてついに会場「飛騨高山ビッグアリーナ」に戻ってきました!ここの坂道を越えれば、多くの人が大歓迎ムードで迎えてくれます!
うちの娘と嫁もゴール付近で出迎えてくれてパワー全開!
アナウンスで名前も呼ばれで、恒例の高山市長の國島さんの出迎え!
かなり汗臭かったので抱きつくのはやめて、熱い握手!
「楽しかったですか?」と問われて、本当はつらかったけど「とても楽しかった!」と返答しておきました(^_^;)

ゴール
ゴール地点 ©allsports.jp

結果

記録は12時間28分14秒でした。(100K男子634位/1,831人中)
当初は11時間切りと豪語していまいましたが、やはり高山ウルトラマラソンは強敵でした…。
ただ、それでも、昨年のこのレースタイムより1時間10分くらい自己記録更新できたのと、激坂以外は歩かず走れたのは良かったです。(終盤はキロ7分以下まで落ちていましたが…。)
ちなみに100K全体の完走率は74.1%と過酷さを物語っています。

記録証と完走メダル
記録証と完走メダル

総括

やはり100Kも走ると疲労困憊…。
体が拒否してしまってご飯どころか祝杯のビールもろくにのどを通りませんでした…。
あと体が弱っているためか体温調節が全くできない状態になりました。
お風呂上りはガタガタ震えるほど寒く、ふとんを被るとすごく暑くて…。

一晩休んで、このレポート書いているうちに、体のダメージもだいぶん抜けて美味しくご飯も食べられるようになりました。
同時に来年こそ11時間を目指して再チャレンジしたいと思えるようになってきました!

一緒に走ったランナーさん、地元住民さん、ボランティアの皆さん、家族などなど、色々な人に支えられて走り切れました!
ありがとうございました!

反省点

  • シューズ選び
    ソールの薄い「NIKE ズーム ストリーク LT 3」で走ったのですが、飛騨高山ウルトラマラソンには適しないシューズでした…。
    上り坂は問題ないのですが、下り坂で足に大ダメージを与えてしまいました。 特に高山スキー場の下り坂は、急で長いので、後半の走りに響きました。 この大会ではある程度厚み・クッション性のあるシューズが良いです。
  • 足の指のトラブル
    前述のシューズミスの影響もあるのですが、右足の親指の先に水ぶくれができ、走りに支障が出てしまいました。 トラブル初期段階で絆創膏を張るなど、対処しとけばよかったです。
    小さなロスを気にして、大きなロスを生んでしまいました。
    特にウルトラマラソンは長い道のりなので、小さなロスを気にしてはだめですね。
  • 暑さ対策
    この日は雲一つない最高気温25度の晴天になりました。
    前半は気温も涼しく、山の中を走るのでとても涼しいのですが、 70K過ぎくらいからの国府町付近は平坦ですが直射日光をもろに浴びるので、じわじわと体力が奪われました。
    5Kのエイドごとにある「梅干し」を前半はほぼ毎回摂っていたのですが、 後半は体が「梅干し」を拒否してしまって、食べれませんでした。
    暑さに対して効果的だったのが「かぶり水」。 これを頭からかぶるとかなり元気出ます。
    暑さに弱い人は、できることを最大限に試していくしかないですね。
  • 事前の走り込み
    4月280K、5月400K と走りこみましたが更なる飛躍を目指そうと思うと、全然足りないですね。
    特に1度に走る距離も今回は最高で50Kでしたが、60K走、70K走も行っておきたいところ。

良かった点

  • 激坂対策
    4月から高山にお引越ししたので、日々日常のランニングコースも坂がたくさん盛り込まれています。
    近くにはモンデウススキー場があり、峠走も行えるので、前半の激坂にはしっかり対応できました。
    特に高山スキー場は昨年までは苦労していましたが、すんなりと登れました。
    坂道練習はこの大会では必須です!
  • 安定したフォーム
    後半は見る影もなくなりましたが、前半はしっかりと理想とするフォームで走れました。 足の回転の中心を前方に持ってくるイメージでピッチ走法です。
    激坂、後半のバテたときこそ、このよいフォームを意識すると良いです。

飛騨高山ウルトラマラソン公式サイト

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